マイクロソフトは一日当たり1千万に上るサイバー攻撃を阻止している。
これを聞くととても怖いことに感じてしまうだろう。
すぐにこのPCをシャットダウンし、二度とログインをしないほうがいいのでは…?
しかし、1千万という数字がとてつもなく多く感じる一方、それを取り巻く状況を考えてみると、それほどひどいことではないとも感じるかもしれない。
なぜなら、マイクロソフトのサービスには毎日130億回のログインが行われているからだ。
そう、130億回。
それに比べたら1千万回などそれほど多くはないのだ。
マイクロソフトは「不正パスワード」システムを使用しており、またハッカーが実際の利用者とは異なる国からアクセスした場合にそれを阻止するロケーション認識機能も取り入れているのだ。
この両方のシステムは、ハッカーからのマイクロソフトのアカウントやAzure Active Directory(ディレクトリと ID の管理サービス)への攻撃を阻止するのにとても効力を発揮している。
つまり、これらのサービスにアクセスするときは比較的安心できるということだ。