『マルホランド・ドライブ』(2001年) あらすじ

 

 

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監督:デヴィッド・リンチ

脚本:デヴィッド・リンチ

主演:ナオミ・ワッツ

上映時間:145分

製作国:アメリカ、フランス

 

あらすじ

 

【ベティとリタ】

ハリウッドを走る曲がりくねった自動車道「マルホランド・ドライブ」。

ここでで起きた自動車事故で、唯一の生存者だったのは黒髪の女性だった。

 

ケガを負い、事故のショックに呆然とするその女性は、ロサンゼルスの住宅街にあるアパートへ徒歩でたどり着き、忍び込む。

 

その日のお昼近く、ベティ・エルムズという新人女優がそのアパートに到着。

このアパートは通常ベティの叔母ルースが住んでいる場所だった。

 

ベティは誰もいないはずの部屋の中に黒髪の女性がいるのを発見し驚愕する。

彼女は記憶喪失に陥っており、映画のポスターに出ている女優リタ・ヘイワースの名前を見て自分を「リタ」と仮で名乗っている。

 

リタが自分の名前や住所を思い出すよう、ベティは彼女のポーチを開けさせる。

するとそこには大量のドル紙幣と見慣れない青いカギが入っていた。

 

【レストラン「ウィンキーズ」】

レストラン「ウィンキーズ」で、ある男性が自分の友人に対し「このレストランの裏で怖ろしい人物がいる夢を見た」と語る。

確かめるため外に出てレストランの裏に行ってみると、その恐ろしい人物が現れ、それを目撃した男性は恐怖のあまり友人の腕の中に倒れ込んでしまう。

 

【映画監督アダム・ケシャー】

映画監督アダム・ケシャーは、自分が監督している映画を裏の権力者たちに抑えられてしまい、無名の女優カミラ・ローズを主演としてキャスティングするように要求される。

アダムは怒り、それを拒否する。

 

車で帰宅したアダムは、自分の妻がベッドルームに愛人を連れ込んでいるところを目撃。

さらには彼の銀行口座が凍結され、クレジットカードも使えなくなり破産状態に追い込まれたことを知る。

 

彼はカウボーイと呼ばれているミステリアスな人物と面会することなり、その人物からアダム自身のために、カミラ・ローズをキャスティングするようあらためて促される。

 

ヒットマン

あるヒットマンが電話番号の記載されたノートを奪うために、3人を撃ち殺す。

 

【ダイアン・セルウィン】

リタの遭遇した事故についての究明を進めていくなかで、ベティはリタといっしょにウィンキーズへ行き、「ダイアン」という名のウェイトレスを知る。

この名前を耳にしたリタは「ダイアン・セルウィン」という名前を思い出す。

 

電話帳でダイアン・セルウィンを発見した二人は電話をかけてみるが、誰も電話に出ない。

 

ベティはオーディションに行き、そこで演技を高く評価される。

そのまま彼女は別のスタジオへ連れていかれる。

 

そこではアダムが監督する「ザ・シルヴィア・ノース・ストーリー」という映画のオーディション中だった。

そこにカミラ・ローズが現れ、アダムはこの女優をキャスティングすることを否応なしに決定する。

 

ベティはそんなアダムをずっと見つめていたが、何も話すことなく、友達と会う約束があると言ってその場を去ってしまう。

 

ベティとリタはダイアン・セルウィンのアパートへ行き、誰もいないその部屋に入り込む。

するとベッドルームですでに死後数日が経過している女性の死体が横たわっているのを発見した。

 

急いで自分たちの部屋に戻り、リタはブロンドのウィッグをつけて変装する。

 

その晩、リタとベティはベッドの上で愛し合う。

 

夜中の2時、リタはクラブ・シレンシオという劇場へ行くと言い出す。

劇場のステージ上で司会者は「すべては幻想だ」と外国語で説明、歌手のレベッカ・デル・リオが登場し、ロイ・オービソンの歌「Crying」をスペイン語で歌い上げる。

歌声が続く中、彼女はステージ上で倒れてしまう。

 

ベティは青い箱を発見。

リタのポーチに入っていた青いカギと合うものだった。

 

二人でアパートに戻ったが、リタは青いカギを取り出したそのとき、ベティが消えてしまったことに気づく。

リタが青い箱を開けると、箱が床に落ち、誰もいなくなってしまう。

 

 

 

 

以下、ネタバレ注意

ダイアン・セルウィンが、ベッドの上で目覚める。 それはリタとベティが訪れ死体を発見したアパートである。

ダイアンはベティと見た目がそっくりだ。

 

ダイアンは売れない女優で、カミラ・ローズという有名女優と恋愛関係にあったがフラれ、落ち込んでいた。

カミラ・ローズはリタと見た目がそっくりである。

 

カミラの招待で、ダイアンはマルホランド・ドライブにあるアダムの家のパーティーに出席する。

ディナーの席でダイアンは、ルースおばさんが遺産として残してくれたお金でハリウッドに移り、「ザ・シルヴィア・ノース・ストーリー」という映画のオーディションでカミラと出会った、と語る。

 

上記のシーンでアダムがキャスティングを強要された「カミラ・ローズ」とそっくりな別の女性が現れ、カミラとキスをし、ダイアンのほうを向いてほほ笑む。

アダムとカミラは重大発表をしようとするが、そのまま二人で笑い出し、キスをしだす。

 

それを見ているダイアンは涙をこぼす。

 

ダイアンはウィンキーズでヒットマンと会う。

そして彼にカミラ殺害を依頼する。

カミラの殺害が終わったらアパートに青いカギを届ける、とヒットマンはカミラに伝える。

 

アパートで、ダイアンはテーブルの上に置いてある青いカギを見つめている。

錯乱したダイアンは幻影に襲われ、叫びながらベッドルームに駆け込み、そこでピストル自殺を図る。